ゆっくり急げ
【オレが見たかった青空】2026年3月13日
20歳女性
検診で来院された患者さんです。
特に症状はなく、「痛いところはありません」とのこと。
念のためレントゲンを撮影すると、右上7、右下6番、7番に虫歯が見つかりました。

右下6番、7番はいずれも数年前に他院でコンポジットレジン修復を受けたとのこと。
レントゲンで見ると、2本とも修復物の下にかなり大きな虫歯が隠れていました。
虫歯は痛みが出る前に結構進行していることがよくあります。
今回もそのパターン。
まず右下6番の再治療を行うことに。

コンポジットレジンを外すとすぐに虫歯が出てきました。

虫歯治療は、”ゆっくり急ぐ”イメージで慎重に取り除いていきます。
急いで削ると歯髄(歯の神経)を傷つけてしまうことがあります。
う蝕検知液で染め出しながら虫歯だけを少しずつ取り除いていきます。
染める→削る→染める
これを繰り返していきます。

まだ、少し青く染まる部分がありますが、歯髄との距離を考えながら慎重に除去。
最終的にコンポジットレジンで修復しました。

術後のレントゲン写真を見ると、むし歯は歯髄にかなり近接していたことがわかります。

このくらいの大きなむし歯になると、個人的な印象ですが、10本治療して3本くらいは歯髄の保存が上手くいかず根管治療に移行するようです。
なので、定期的にレントゲンを撮影しながら経過観察を行う予定です。
今回の治療時間は70分。私もオジサンなので長時間の集中すると疲れますが、患者さんも長い治療お疲れ様でした。
それにしても、こういう気力と体力を使う治療をあと何年続けられるのだろう、、、と思う今日この頃です(笑)


